土鍋・ごはん鍋の取り扱い方
~困った時は~

土鍋をもっと
「上手に・楽しみながら」
お使いいただきたい。

愛着をもって、長くお楽しみいただくための
お手伝いをさせていただきます。

ご使用の前に・・・

新品の土鍋はそのまますぐに使うのではなく、
「目止め」と呼ばれる処理をしていただくことで、
使い勝手が格段に向上します。

「目止め」をすることで、ご飯窯の吸水性を抑え、
水の浸み出しやニオイ移りを抑える効果があります。



【 目止めの手順 ~お米の研ぎ汁を使う方法~ 】

お使いはじめの前に、お米のとぎ汁を、
お鍋の8分目入れて数分間煮立たせてください。
火を止めて充分に冷めたら、
中の水を洗い流して乾燥させてください。
完全に乾燥させたら、【目止め】は完了です。


【 目止めの手順 ~片栗粉を使う方法~ 】

(小麦粉やお米のとぎ汁でも可能ですが、
片栗粉の方がより高い効果を得やすくオススメです)

土鍋に満水近くまで水を入れ、
片栗粉を入れます。
分量は、5鍋号で大さじ約1杯分、
8号鍋に対して大さじ約2杯分、
10号鍋に対して大さじ3杯分が目安。

鍋の大きさに比例します。
(水分量の10%程度が目安です。)

よくかき混ぜて片栗粉を溶かしたら、かき混ぜながら加熱し、沸騰させましょう。
沸騰したら、弱火でもう5分間加熱し、
火を消してから常温になるまで放置して冷ましましょう。
充分に冷めたら、中の水を洗い流して乾燥させてください。

完全に乾燥させたら、【目止め】は完了です。



※こちらは、「萬古焼」の推奨する方法です。
「伊賀焼」の土鍋については、粗土を使用しているため、
目止めとして「お粥炊き」をすることが推奨されています。
商品ページおよび、取り扱い説明書に記載がある通り行って頂けますようお願いいたします。

土鍋を長持ちさせるには・・・

【 Point1. 急冷・急熱しない 】

土鍋は急に冷やしたり、急に加熱したりしないようにしましょう。
ひび割れの原因となり、破損につながります。



【 Point2. 完全に乾いてからしまう 】

使い終わったら、やわらかいスポンジを使い、
食器用洗剤で洗ってください。
クレンザーや金属たわしは、
キズが付く原因となりますので、
おすすめしておりません。

洗った後は水でよくすすぎ、
乾いた布で水分をしっかりふき取り、
十分に乾燥させてください。
乾燥が不十分のまま続けて使用すると、
カビや黒ずみ、焦げ付きが戻る等の原因となります。



【 Point3. 定期的に目止めする 】

初めて使うときだけでなく、
定期的に目止めをすることで
土鍋の良い状態を保ち、長く使えます。

困った時は・・・

【 水漏れがある、水が浸み出てくる 】

目止めが不十分の可能性があります。
当ページに記載の目止めの方法をお試しください。


【 鍋が焦げ付いてしまいました 】

多孔質な土鍋は、一度焦げ付かせると
なかなか洗い落とせないのが悩みどころ。
土鍋に存在する無数の空孔に、
焦げ付きがかみ合ってしまうのがその要因です。

鍋に水を張って沸騰させ、
5~10分おいておくことではがしやすくなります。
その後、やわらかいスポンジを使い、
食器用洗剤で洗ってください。

それでも落ちない時は、
「重曹」や「お酢」を使ってみてください。

「重曹」は、肉、魚、卵などの
動物性の焦げ付きに対して有効で、
焦げ付きの原因のほとんどはこちらです。

「お酢」は、野菜やキノコ類など、
植物性由来の焦げ付きに対して有効です。

土鍋に水を入れ、適量の【重曹】または【お酢】を溶かし、
弱火~中火で沸騰させます。(強火は避ける)

沸騰したら弱火で10分ほど加熱を続け、
火を切り充分に冷ましてからキレイに洗い落とします。

【目止め】をしないと焦げ付きやすいので、
ご使用前の目止めは行うようにしましょう。



【 使用していて、ヒビが入った 】

使いはじめてすぐにヒビが入った場合は、
商品配送時の破損の可能性があります。
ご相談いただけますと幸いです。


ご飯の炊き方について・・・

【 ごはん鍋(黒釉メタル IH)で上手く炊けません 】

商品の取扱説明書に記載の水分量等の目安は、
あくまで一般的な目安です。
人それぞれの好み(硬め、柔らか等)に加え、
熱源となる機器(ガス・IH)のメーカーや、
使用年数によって火力の差が出る場合があります。
それをもとに、お好みの炊き加減となる炊き方を、
各々のご家庭で見つけて頂く流れになります。


【 お米に芯が残ってしまいます 】

水分量と加熱が足りないと芯が残りがちです。
通常よりも、水分量を増やし(「10cc程」刻みで調整)、
尚且つ加熱時間を少し増やして頂くと、
お米の芯が残ることは少なくなるのではないかと考えられます。

一般的に、
沸騰までの時間が「短すぎる」と、
・・・水を吸わず芯が残る
沸騰までの時間が「長すぎる」と、
・・・火力が弱すぎるため対流がおこらず、
ムラが出来る。べちゃ付く。

といった傾向があります。

説明書にある沸騰時間を目安に、
沸騰するまでの時間に留意して、
程良い炊き加減となるよう試しながら
ご利用頂けますと幸いでございます。

お客様のご家庭にとって、
最適な炊き加減を見つけることができるのが、
工芸品の最大の魅力です。 炊き加減を見つける過程も、
お子様や、ご家族の方と、お楽しみくださいませ。